こんにちは、はいじです。
今回の記事は、6月分の短編武者修行(※)について書きたいと思います(更新日7月22日)
気を抜くと長編化してしまう癖を治していく為の特訓。毎月1本、1万字~5万字以内で短編(?)を上げていこうという試み。
今、7月分なのにっ!!
いや、でも仕方ありません。
ひとまず「書き上げた」という所に対して、自分に対して拍手を送りたいと思います。ぱちぱち。
6月分の短編はこちら!
今回の舞台は「現代」です。
7月4日(そもそも取り掛かりが7月…)にTwitterで書いた「ツイノベプロット」が此方。
#創作BL
🙋♀️{占い師に傾倒するαと週末だけ副業で占い師をしているβの話を書くぞー!おー!占い師に傾倒する美形×言ってる事ほぼ自己啓発本な平凡占い師
🙋♀️{初めてのオメガバース!「α×β」!
「これからの時代、副業で少しでも収入源を増やしてた方がいいよな。今後会社もどうなるか分からないし」 pic.twitter.com/BKKqruqLmN
— はいじ (@komesoudouhaizi) July 4, 2023
「あぁ、取り掛かりも遅かったんだな」と、今更ながらに思いました。
いやぁ、今回はまたこれまでとは違った躓き方をしてしまいましたね。結局、公開するまでに3週間近くかかってしまっているし。
その辺の苦悩は、後半に語らせてください。
【「運命」と番わなくても、死なない】について
今回のテーマは3つ!
副業×占い×オメガバース!
テーマ1:副業
昨今、社会人のトレンドでもあったので、入れてみたら面白いからなぁと思って入れました。
(あと、私が自己啓発本&ビジネス書に関するYouTubeの動画をよく見るので……)
テーマ2:占い
「6月分の短編。どんなネタにしようかなぁ」と思っていたタイミングで、私自身が四柱推命の占いに行った事がきかけでした。
私のネタは基本、日常生活から取ってきます。
↓「私の創作はどこから?」については此方
テーマ3:オメガバース
今まで書いた事ないなぁって。
なので、どうせ毎月「修行」と称して短編を書くのであれば、その中で「書いた事ないモノ」にもチャレンジする方が面白いかと思って入れてみました。
※過去作の「番外編」としてなら書いた事があります。
オメガバース設定について
受け:三久地 吉(27)β
(自称、鉄の平凡/週末のみ占い師の副業を行う)
攻め:ウォーレン・城・ジルラド(25)α
(初期:ツン高慢/後期:年下執着攻め/ハーフ)
初のオメガバースは「α×β」に落ち着きました。
いつもの「美形×平凡」と同じですね
ただ、皆さんからの感想を読んでいると、やっぱりというか何というか通常の「オメガバース作品」とは少し毛色が違うようです。
「アルファ」には、基本「オメガ」という、結ばれるべき相手が居ます。
そういう設定だと、「α×β」はちょっぴり切ない雰囲気になる事が多いのだそうですが……今回の作品は最初から最後までサラッとしています。
サラッとハッピーエンドになるアルファとベータのお話です。
あとは、ファンタジー色の強いオメガバースという設定に「副業」という現代のトレンドを加えているので、現実色強めになっているのも特徴かも。
今作は自己啓発ビジネスBL
作中に登場する、主人公「三久地」の口にする台詞の数々は、実際にある「自己啓発本」や「ビジネス書」に書いてあった事を、私なりに考えて作品の中に溶け込ませています。
最強チームを作る方法
会議にたびたび現れる問題児たち(暴言・ネガティブ・怠け者)の発言によるマイナス効果を「完全に無効化」させた一人の人物についての記載は面白かったなぁ。
元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法
「情報をバレずに引き出す為には!」っていうテーマで使われた考え方を、三久地は逆に「相手の記憶に残す為には」と逆の考え方に転用して、占いに使ってました。
他にも色々な自己啓発本やビジネス書を見てきたので、沢山交じり合ったお話になっていると思います。
なので、このお話は……
自己啓発ビジネスBL
なのかもしれない(なにそれ…)
物語を書く時、躓いたトコロ
今回のお話は非常に苦心しました(まぁ、いつもなんですけど)
【後書き】にも書いたんですが、ギリギリまで公開を躊躇っていたくらいなので。
今回は今までの短編修行の中では、初めてやる新鮮なコケ方でしたね。
※ここからは私の忘備録的な意味合いが強いです。
へぇ、そんな事考えて書いてるんだぁ!
みたいに、創作者の七転び八起きを面白がりながら読んで貰えると楽しいかもです。
①内容が理屈っぽ過ぎる
②攻めの登場が遅い
③主人公の行動に一貫性がない
①内容が理屈っぽ過ぎる
自己啓発本やビジネス書のアレコレを用いて書いたので、
コレ…BLと言うには理屈っぽ過ぎん?
と悩みながら書いていたのですが、どうやら会話文なんかのテンポ感で乗り切れたようです。
②攻めの登場が遅い
主人公の「占いスタイル」を説明する為に、他の客とのアレコレを挿入した事もあり、攻めの登場&絡みが一万字くらい後になってしまいました。
BLで攻めの登場が遅いのは問題では……?
と、結構真剣に序盤の占い場面(その他諸々)を削除するか迷ったのですが、主人公の説明として削るワケにはいかなかったので、残しました。
そんなワケで、ページを小分けにして、軽快に読めるようにと苦肉の策だけ講じて投稿したのですが……なんとかなって良かったです。
①②の不安についての結論
結果論なんですが、皆様からの感想を読んでみると①と②はさほど問題ではなかったようです。
初読の時、夫も①②はあんまり気にしてませんでした。
理屈っぽいとは思わなかったけど
そ、そう?
書き手故の気にし過ぎだったのかも……。
答えはいつも、わからない(´;ω;`)
ただ、③コレだけは大幅に訂正しました。
③主人公の行動に一貫性がない
コレに関しては読んで下さった皆様は、私の大幅加筆修正した「主人公:三久地」を読んでくださっているので、比較出来ないと思います。
※違和感ポイント(ここは読み飛ばして下さい)
主人公の三久地の「性格」と「行動」&「発言」にブレがあったんですよね。
「必要とされたい」「他人に必要とされたい/求められたい」と言う欲求が彼の主な行動原理なのに、口では「他人に興味ないんですよね」とか言ったりしてて。自分でも書いてて「???」って感じでした。
ただ、今回言えるのは
主人公に対して抱いた違和感は無視したらダメ!
だという事でした。
キャラの持つ性格と行動に不一致が生じると、物語全体に筋が通らなくなります。
そうなると、攻めとの結末にすら納得がいかなくなるし、一人称視点の物語の場合、読み手の皆さんを混乱させる事になってしまう。
(モヤっとした、納得いかないラストになるんじゃないかな)
書いている時は、基本全ての事象に置いて
コレ、面白くないんじゃ…
となるのが普通です。
でも、それは読み手の方からすると、案外そこまで大した問題でもなかったりする事(作者の考え過ぎ)は、これまでの短編修行でも何度も経験しました。
でも、「主人公への違和感」は絶対に無視したらいけない!!
今回一週間かけて、三久地の部分を大幅に加筆修正して文字数も当初書き終わった時より1万字増えました。
これは「必要な時間&文字数」だったと、今ならハッキリ言えます。
未来の私、聞いてる?覚えておいてね
最後に
お話を読んで感想を下さった皆様に、もう一つだけ。
今回は大きな学びを改めて得ました。
私の作品への自信は、読み手の皆様が作ってくださっているという事です。
いつも、本当にありがとうございます
コメント
と~~~~っても楽しかったです!
手つなぎさんのセリフすべて素敵でしたし、ジルもめちゃくちゃ可愛いくて超ど真ん中ストライクでした!
素敵な小説ありがとうございます🙏
もし後日談等ありましたら読んでみたいです☺️
みけさん^^
わーーい!
読んで頂き本当にありがとうございますっ!
しかも【本編】だけじゃなく、ブログにまで来て頂けるなんて(´;ω;`)ありがたい。
みけさんに楽しんで頂けて光栄です^^
手つなぎさんの台詞……色々と試行錯誤しながら、書き換えたり消したりごにょごにょしていたので、そう言って頂けるとホッとします~~!
ジルもみけさんのど真ん中を突けた事が嬉しくて、にっこにこでコメントへのお返事を書いているところです〇
彼についても「お喋り」や「小話」を更新していくと思うので、たまにちょろりと覗いてあげてくださーい^^
ありがとうございました!