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9月22日
【前世のない俺の、一度きりの人生】
・190-193
今週は無理かなぁと思っておりましたが、やってこれました。
よかったです。そして、今回は殆どの内容がアボードとアウトの兄弟話でした。
前回のお話もそうでしたが、アウトは目覚めるとアボードが居る事が多いですね。
まぁ、親族ですしね。
兄弟ってなんでこう熱いんだ!
そして、毎回兄弟話を語る時に出される聖書【宇宙兄弟】。
兄弟ね。本当、いいね!
私は兄が(又は弟が)弟(又は兄)を溺愛とか、執着するといった風の兄弟は余り書いた事がなく、基本、こう……ベタベタはしないけれど、「やっぱり兄弟故、他のどの登場人物よりも同じ時を過ごして来たのである!」というのが、物語上サラリと垣間見える瞬間に、頭を抱えたくなる程の兄弟最高の熱を放出するのです。
そもそも、幼少期を寝食を共に過ごしているというのが強い。
宇宙兄弟の事を以前(7年前くらい)に書いた時も語り散らかしたのですが、タイトルに”兄弟”とついても、この漫画の兄弟は普段、基本共に過ごしちゃいません。
なにせ、弟は先に宇宙飛行士、兄は後から追って宇宙飛行士選抜試験を受けるって所からのスタートなので。
居る場所も、地球と宇宙、アメリカとロシアなど、まず物理的距離が凄まじい。
普段は「宇宙兄」と「宇宙弟」でしかないのです。
それが、ここぞと言う時、互いの窮地に歩幅を合わせるように「宇宙兄弟」になるのが熱いんですよね!
はい、「宇宙兄弟」の語りは置いておいてですよ。
アボードとアウトという兄弟の在り方
そういう私の理想郷が”兄弟”にはあるので、創作BLといっても【前世のない俺】のアウトとアボードも、あまり一緒に居る事はないようにさせていました。
大人の兄弟なんて職場も生活も違えばそうなりますよ。
なにせ、騎士と事務職ですよ。
同じ市内に住んでいても、そうは会わないだろ、という。
その私の気持ちでいけば、まだこの二人一緒に居る方。創作BLですしね。
序盤からアボードはアウトの所に泊まりに来てたりしてました。
二人の関係性は徐々に変遷するように書いたつもりだったのですが、伝わっているか定かではありません。
【アウトとアボード兄弟の変遷】
1:傍若無人で決してアウトを兄扱いしない弟のアボード。そんなアボードに暴力を振るわれる子供っぽい兄、アウト。
↓
2:幼少期の本気で子供だったアウトを、本気で守ろうとしてきた精神年齢が圧倒的に高いアボード。アウトをクソガキと呼ぶのにはそれ相応の過去があっての事。
↓
3:決して兄扱いしてこず、実際に世話を焼かれてきたものの、アウトはずっとアボードの”兄”の自負を捨てずに生きてきた。故の、現在の関係性。
(今ここですね)
兄弟描写はメインでもないのに、私の好みとこだわりの為、これまで、かなり気持ち入れ込んで書いてきたところです。
アウトはかなり序盤から(第1章でトウと騎士の寮で再会した時)、一貫して「俺の弟はアボードだけだ」とハッキリ言ってます。
バイが現れてからその発言回数は増えましたし、それを言う時、だいたいアボードは無言で近くに居ます。
アウトを「クソガキ」と呼びつつ「アボードは俺の弟」と、アウトからハッキリ口にされる事で、アボードは本人も知らないうちに「アウトの弟」になっていったのでしょう。
言霊言霊。呪い呪い。
終盤、アウトがどんどん周囲の人間達に手を差し伸べていく出来事が渋滞してきたせいで、アウトは本当は「平凡受け」ではなく「平凡攻め」なのではないか、という思考が最近チラつき始めました。
いや、私は総受けや総攻めといったジャンルに余り手を伸ばすようなタイプではないので、まぁ、受けで良いです。
あくまで「執着美形×平凡」という1カップリングがメインですので。
ただ、それは本編だけの話です。
本編さえ終わればこっちのもん。待ちに待った【番外編】を書く時が来たら、私の中では【番外編】は自作の二次創作ですので、好きに色んなキャラと絡ませてもらいますよ。
私は好きにやる!兄弟だっていいんだよ!創作BLなんだから!
そんな訳で、早く本編とサヨナラしたいです。
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