やっぱり私は自己顕示欲の塊であった……
こんにちは、はいじです^^
早いモノで、今週で6月が終わります。
困る困る!
まだ私は6月分の短編も、新しい長編も、なんなら依頼を受けてる作品も一文字だって書いていないのに。
そして、33歳が終わり34歳になります
まぁ、仕方が無い。
着実に終わらせていくしかないので、一つ一つやるべき事を潰していきたいと思います。
(年を取る事だけは、放っておいても大丈夫だから……うん)
さて、今回のブログのテーマは
「作品を【自然と】読んで読んで貰うにはどうすれば良いのか」
です。
創作者の多くが持つであろう「作品を読んで貰いたい」という、永久不滅に消える事のなさそうな自己顕示欲。
↓私の強めの自己顕示欲について語った記事が此方。
創作の沼にハマってから、ずーっと頭を捻り続けてきた私の七転び八起きの思考錯誤について、今回は語らせてください。
私の書く「長編」は「超長編」
先日、「俺の声を聴け!」という長編作品を完結しました。
↓【俺の声を聴け】について語った記事が此方。
約73万文字
(文庫本にして、約7冊分程の内容量)
長いねーーー!
更に前作の【前世のない俺の、一度きりの人生】も長いです。
(文字数などは伏せます。うんざりされる長さなので……(´;ω;`)うっ)
ともかく、【長編】を書かせたら、私は死ぬ程長くなってしまう傾向にあります。
理由は、きっと私の癖の中にあります。
↓
少しずつお互いを知り
↓
かけがえのない存在になっていく
(そして「攻め」から「受け」を取り上げ、攻めは執着攻めになる)
この癖を本気で追及すると出来上がる40万文字~100万文字のド長編。
そうすると、どうなるか。
手に取って貰い辛い!
実際【俺の声を聴け!】は、連載中なかなか読んで貰えず、そりゃあもう悩み散らかしました。
ポイントは「今持っているモノ」で、どう勝負するのか
あ、読まれないのは「長い」だけが原因ではないと思います。
根源的な原因は「文章表現」「設定」「物語構成」「導入」等々、そりゃあもう多岐にわたるとは思うのですが……。
ソレはソレで良いんです^^
だって、私が書きたいモノを書いた結果、出来上がった作品がソレであるなら、それはそう出来上がるべき作品だったという事なので。
(多分、そこを曲げたら作品自体が完結しない恐れがある)
なので、
きっとお話が面白くないからだ……
と、作品自体を全否定して「中身」への自己批判をするより
コレはコレ!
よし、じゃあどうやったら「この作品のまま」読んで貰えるか考えよう!
と、作品の周囲で何か出来る事がないかを考えた方が、よっぽど病まずに済むし、建設的な気がしました。
(作品自体の反省は次の作品に生かせば良いのよ……)
そんなワケで、「私が好きで書いた作品」を少しでも、同じ癖を持つ人に届ける為に「認知」&「興味を持って貰う」にはどうすればよいのか、私は必死で考えました。
①作品の「あらすじ」を丁寧に書く
②タグを見直す
③掲載する「小説投稿サイト」を増やす
うーん。
効果はあんまり無かったです
結果として「読んで貰えていない作品」それ自体の上辺をどれだけ変えても、読み手の方へ「興味」はさほど引けないんだなぁと分かりました。
さて、そんな時でした。
イラストレーターの「さいとうなおき」先生の動画を見たのは。
「問題点」は「視覚化」すると打開策が見えてくる
イラストレーターの「さいとうなおき」先生。
とっても優しく、分かりやすく「イラストの描き方」を教えてくれるプロの先生です。
(私は、さいとう先生のイラストも人柄もとても好き)
私は、さいとう先生のYouTubeを見るのが好きなのですが、その中で此方の動画のお陰で、悩みが視覚化されて試行錯誤に非常に役に立ちました。
(その動画が此方↓)
私はイラストを描く人間ではないのですが、
という、根本的な考え方は同じだったみたいで。
今現在、私のお話に興味を持っていない「Aさん」に対し、私のお話(俺の声を聴け!)の扉の前まで来て貰う為にはどうすれば良いのか。
と、ここで分かるのが「座っているAさん」に対し、私は自分の作品の前から「こっちに来てー」と、手を振っている状態だという事が分かりました。
疲れて座り込んでいるAさんに、興味を持って貰おうとするには、これは余りにも無精過ぎだったな、と反省しました。
読んで貰いたいなら、私がAさんの所に行かなきゃ
そうそう。
さいとう先生の動画を見ていつも思うのですが「悩み」「問題」はビジュアル化すると、物凄く問題点と目的が明確になって「打開策」を得られるヒントが得られるんだなぁと、とても勉強になります。
さいとう先生。
いつもありがとうございます◎
「作品」ではなく「作者」に興味を持って貰う
じゃあ、座り込んでいるAさんに私はどうやって立ち上がって此方(俺の声を聴け!)まで来て貰ったら良いのか。
もうそれは一つ明確な答えがありました。
もちろん、私の「癖」と「こだわり」の範囲内で。
(これを曲げたら、私が創作をしている意味が無くなってしまうから!)
つまり、これが私が現在毎月行っている短編武者修行の始まりです。
これは、短く作品を書く特訓。
すなわち!
【俺の声を聴け!】へ続く扉を、座り込むAさんの近くに設置する為の行為だったのです。
遠くから「Aさん、これ読んでーー!」って言うだけなんて、私は余りにも傲慢でした。(さいてー!)
そんなワケで、私はAさんの開けやすい扉(短編)を、どん!どん!どん!どん!と気合と根性で大量にAさんの周囲に設置していく事にしたのです。
これは、私も読者だった経験があるので分かるのですが、何作品か「ピン!」とキたら、「作品」→「作者」へと興味が移る瞬間が必ずあります。
俗に言う、
この人の他の作品、どんなのがあるだろ?
です。(俗に言ってる?)
その中から、一人でも二人でもいい。
あの長くて長くて、けど、私の全癖を全身全霊で込めたお話に辿り着いて読んで下さる方が現れたら、私の短編修行は大成功なのです。
読みたいモノを読む、そうあるべき
ネット上のBL小説を読むこと。
これは、どうあっても「娯楽」です。
日常生活では味わえない「ときめき」「萌え」「没入感」「感情の乱高下」などなど。
そう言ったモノを求めて、読み手の方がニコニコしてスマホを眺める行為なのですから、好きなモノを、好きな時に、好きなように読むのが大正解。
そこに創作者の「頑張って書いたので読んでください」と言う気持ちは関係ないのです。
なので、私は読んでくださる方が、出来るだけ「自然と」私のお話の所まで来て貰えるように、これからもたくさん扉(作品)を作っておこうと思ったのです。
それに、どんな小さな扉からでも、新しい「初めまして」の方が居るのは、この修行で心底実感した事なので。
「読んで欲しい」は、直接的な言葉ではなく「作品」の中にだけ詰めればいいのかもしれない。
そう、思いました。
最後に
(悩んでる時、言って貰った言葉だよ)
2021年から創作活動を再開し、色々と頭を抱える事もたくさんありました。
今回の悩みと試行錯誤も、その一つに過ぎません。
ただ、創作を再開して3年目の今、少しだけ分かった事があります。
「ヤバイ、もう無理かも。ツラ過ぎぃ」という状況に陥った時の「試行錯誤」こそ、新しく一歩前に進む為に必要なステップなんだなぁ、と。
昔から知って下さっている方も、【短編】から出会った初めましての方々も。
なんかもう、ともかく
「読んで下さってありがとうございます」
この一言に尽きるのでした!
それでは、また来週の記事で~
【蛇足】
と、そんな事を書いている私のこの「ブログ」もまた、【俺の声を聴け!】や過去の長編作品に続く「扉」なのでした。
(開けました^^?)
おわり!
コメント
読ませていただきました!
前向きで偉いです。大長編に短編にと創作量が半端ないですね!❕
よい記事をありがとうございました。
nukaさん◎
わ、わーー!
ブログにコメントが……!
あっ、ありがとうございます!
(ブログ、普段あまり読まれていないのでめちゃくちゃ動揺&嬉しくて震えました!)
読んで頂きありがとうございます^^
前向きに……必死になろうとしている、腹の底はネガティブ女です。
創作に私生活を全振りしているので……もう他の人より頑張れるのは「量」しかないと思ってやってきました……
nukaさん。
ブログ、読んで頂きありがとうございました。
元気を頂きましたー!
はじめまして!投稿サイトの短編からこちらに辿り着き、はいじさんの作品にハマり、先日は全ての作品を読ませて頂きました。他にもっとはいじさんの書かれたものは…あ、ブログがある!と気づき…。
参りました、どうやら私は見事にA地点からB地点に連れて行かれたようです(笑)。
いつもハイクオリティの作品を読ませて頂きありがとうございます。陰ながら応援しています。
ATさん
初めまして……!
最高のコメントをありがとうございます……うれじいっ。
長編を少しでも読んで頂きたいという作者の自己顕示欲を、少しでもまろやかにして、自然に読者様に届けられるのかをずっと考えてやってきたので……!
ほんとーーーに報われましたッ!!
というか作品全部……?
それはもう、かなり大変だったのではないかと思われます。
最近は短編ラッシュですし、私の長編は超長編ですし、更には古からやっているせいで過去作品も多いし。
もーーー!ATさん、読了お疲れ様です!そして特大の感謝を!
そして、最後にはこうしてブログにまで来てくださって!
私はATさんの元まで駆け寄っていって、両手でめいっぱい握手を交わしたいきもちです^^
こちらこそ、A地点からB地点どころかCDE~と最終的な所まで来て頂き、本当にありがとうございます。
ATさんのお言葉のお陰で、できるだけ長くお話を書き続けていきたいと心の底から思う事が出来ました!
これからも、頑張ります!