人気の設定にすり寄るはいじ

こんにちは、米騒動のはいじです。
先日、一次創作をされている椿さんと初めてお会いした時に、ハッとした事があったので、今回はそれについて書こうと思います。
どんな話の流れだったのかは、大興奮&楽し過ぎて余り詳細には覚えていないのですが、多分「次どんなお話が書きたいか」とか、そういうお話をしている時じゃなかったかなーー。

私、少しでも読んで貰えるように、その時人気そうな設定に寄せて話を考えてるんです。
だから、次は【異世界トリップ】で書こうかと……なんか、人気……だし
そう、私が言った時に、椿さんが「え?」って言われたんです。
本当に大興奮で楽しかったので、その時の椿さんの「え?」がどういう意味合いの「え?」かは記憶喪失過ぎて、アレなんですけど。
普通に文脈から考えて「そういうのを気にして書いているようには見えないな」の……「え?」なんじゃないかと思うのですが……!
(違ってたらすみません!)
絶妙に狭い攻撃範囲
(それにしても、このアイキャッチのオッサン達、絶妙に腹立つな)
私、書ける話の幅が絶妙に狭いんです!!
まぁ、私のお話を読んでくださっている皆様はお分かりかとは思うのですが……、いっつも似たような設定ばっかり!
尊敬する一次創作の方々の、ぶったまげたような設定と振り幅には、ときたま癇癪を起したくなります(そんな私、もうすぐ33歳!)
そう、私の書くお話は、BLというには薄く、ブロマンスとはまた違う。どこの層のお話?という狭さ。
傾向としては、主人公は明るくて少し抜けてる事が多いです。
よく書く展開は、正反対だったり、無関係に近かった二人が時間をかけて交流し、攻めが主人公に心を救われたり、変えられたり、後悔させられたりする系です……
ハイ!好きなのでバカの一つ覚えなんです!でも、好きだから書いちゃう!
特にBLとしての色の薄い話が多いので、正直、旧米騒動時代から「これはBL?」とお尋ねを受けること山の如しでした。
我、自己顕示欲の固まり也
皆さんに、私がどう映っているのかは定かではないので何とも言えないのですが……私、めちゃくちゃ自己顕示欲が強いです。
そして、普通にそう見えているかもしれません。
お話を書いて、様々な小説投稿サイトに、ひゅんひゅん投げ飛ばしているんです。
一生懸命書いたお話なので、一人でも多くの人に読んで欲しいって……めちゃくちゃ思ってますーーーー!
でも、悲しいかな!
読んで貰う為には、私のような頭一つ飛び出た特色のない……特にジャンルすら曖昧なお話は、人の目に触れる機会もめちゃくちゃ低いんですよ!
(まぁ、理由は他にも諸々あるだろうけど、一旦今回は割愛させて!)
タグとかタイトルとかで、その時点で一旦目を引くようにしないと、まず、山の如しなお話の山から目に留めて頂く事すら出来ない!かなしい!
だから、必死の必死に「これが書きたい!」とネタを思いついた後にする事はと言えば、ちょっとでも読んで貰えるように、人気の設定にすり寄っていく事です。
バクマン。 モノクロ版 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)
【バクマン。】の新妻エイジみたいに、天性の感性で描いたモノがヒットする天才的センスの人が羨ましい!じたんばたん!
米騒動のお話。設定に、たくさんゴマすってきた!
【俺はここに宣言する】
当時、王道学園モノが一次創作界隈で一世を風靡し、そしてそこからアンチ王道モノ、脇役平凡モノに時代を移ろう中で、若干遅かったけれど「【王道学園モノ】なら、その設定だけで、一旦読んで貰えるかも!」と思って、設定に両手をこすり合わせ、たくさんゴマを擦って書いたよ!
【転生してみたものの】
「なろう小説」で【転生モノ】が流行っていたし、タイトルに【転生】って入ってたら、それだけで読んでもらえないかな?と、めちゃくちゃ期待して書いたよ!
【高校デビューに失敗した阿呆が不良と出会う話】
ネット小説界隈では当たり前のようになっていた、タイトルを見たら全て分かるし、最早タイトルがタグ!って奴にしたら、目を引くかも!と、ひとまずやってみたよ!
※でも結局普段は「高校デビュー」って言ってるよ!長いしダルしね!
【前世のない俺の、一度きりの人生】
【転生】と【高校デビュー】の合わせ技!
前世持ちのチート系主人公を思わせるように、ひとまずタイトルに【前世】を付けて、とりあえず中身が分かるように付けたタイトルだよ!
投稿した後に「クソダサ!」って思って、若干後悔したよ!
と、上げていけばキリがないのですが、ともかく私は自分の書ける範囲のお話の輪の中で、必死にそこから手を伸ばして、流行りみたいなモノを追いかけて設定を寄せて書くのです……。
(やはり絶妙に腹立つおじさん)
もちろん、書きたいお話を書いては居るんですよ!!
でも、余り拘りのない部分は、少しでも人気そうな設定に、すり寄ってすり寄ってすり寄って……ゴマをすります!(わあ!)
まとめ
まぁ、自己顕示欲が強いとは書きましたが、お話を書く人にとっては普通で、当たり前の感情なのかもしれません。
一人でも多くの人に見て欲しいって気持ち。
まだ、私は個人創作サイト時代に第一陣を切って創作BLを書き始めた古に近い人間なので、まだそうでもないのですが。
今の創作小説界隈って昔よりも、読み手書き手双方に便利なプラットフォームがあるが故に、苦しんでる人も多そうだなって思うのです。
家で一人でゴロゴロしてる時は気付かない。(気付けない)
学校とか会社に行って、他者と関わる事で、如実に突き立てられる、相対的な自分の立ち位置。(価値みたいなもの)
小説投稿サイトは、横並びで数字がバーンと作品に突き付けられるので、ほんと、学校とか会社だよなって思います。隣のお話は、すごーく凄まじい数字がついてたりして、自分のを見たらそうじゃない世界観……きついんじゃないかなぁぁぁ。
読み手の目に触れる機会にも恵まれるけど、比較される世界でもある。
一生懸命書いたお話に無情にも突きつけられる数字というゆるぎない差ってやつは、もう……ね。
だから、何が言いたいかというと。
みんな、また個人サイト作ったらいいのになーーーって事でした。
皆!たまには家に帰ろ!ね!帰ろう!!(なにきゅうに)
あと、私はめちゃくちゃ自己顕示欲が強いので、これからも人気っぽい設定があったら、ススススって近寄って、私の書ける範囲でソレっぽいお話を書いていきます。
なので、次回書く新しいお話は「俺の声を聞け!」という異世界トリップBLです。
そんな、謎に長い宣伝でした!
コメント
あなたのサイトを見て私も個人サイトを作って創作したいなと思うようになりました。
今はできる状況では無いのですが、落ち着いたら作ってみようと思っています。
とても見やすくて綺麗で憧れます。私もこのようなサイトを作りたいです。
匿名様
う、うわーーい!!嬉しいです!本当に嬉しい
一人でもそう思ってくださった方が居てくれた事が、見やすくて綺麗と言ってくださった事が、本当の本当に嬉しい……。
本当はHow to記事を作って、作り方まで掲載しよう!なんて思っていたのですが、まだ出来ていない……。
いつか、貴方様がサイトを実際に作りたいな!と思われた時の為に、私も少しずつ準備しようと思いますね◎
あーー、嬉しくて月曜日って気がしないーー!
初めまして…と言いたいところですが実は十年以上前からこっそりはいじさんのサイト、旧米騒動さん時代から訪れていました。最初に読んだ作品の未知とのは葬儀でおばあちゃんの遺影を持ったまま置いていかれて不良たちに火葬場まで連れて行ってもらうエピソードに興味が惹かれて読んだことをよく覚えています。
はいじさんの小説のキャラは一人一人が個性的で文も頭にすっと入り込んで読みやすくて大好きです。はいじさんのサイトは遊び心があって素敵です。それに、はいじさんの描くイラストは暖かみのあってほっこりします。
突然ですが、私は一次創作ではなく二次創作のBLをpixivで年に数回ほど上げます。その作品は自分が書きたい作品ではなく、人に多く読んでほしい欲が詰まった作品として書いています。
昔、社会人になる前の体力も精神に余裕がある時は自然と自分が書きたい!と思う作品を月に二、三作品上げてましたがどんどんと自分の作品の評価を数字としてみれるようになってからは自己顕示欲を満たすので必死になってふと、自分は二次創作してもらっている原作に愛がないと悲しくなって一時は執筆することが嫌になってpixivのアカウントを消そうと思いました。でも、時間が経つとやっぱり自分の妄想を形にしたい欲が生まれて書くのをやめることができませんでした。
はいじさんが自分は自己顕示欲が強いという主張に勝手ながら親近感を覚えてつい変なコメントを書いてしまいました。
新作の異世界トリップBLとても楽しみにしています。
うわああああ!!めちゃくちゃ、めちゃくちゃ嬉しい……!
そして、今すぐアイサカ様の元へと駆けつけて、創作につきまとう業についてめちゃくちゃ語り合いたいーーー!
Twitterのスペースで楽し気なテーマが語られる横で、「創作の業(カルマ)」みたいなテーマトークで、アイサカ様と語りたい所存……(いきおいがすごい)
まずは、十年以上前から米騒動を見知って頂きありがとうございます。
途中、ほぼ更新しない数年間を経ても、こうして戻って来た私の所へ立ち寄ってくださるアイサカ様の優しさに、朝から胸を打たれております。
【未知との】から読んで頂いているあたり、本当に最古参様の香りを感じる……そう、出オチみたいな始まりだったなぁ(懐か死ぬ)
サイトはもっともっと工夫する余地しなかいのに、昔のようにサイトで遊びきれていないのが非常に悩ましいです。絶対にまだまだ改造してやるう!
イラストは……もっと、もっと描いて、ちょっとした日常の事くらいは漫画で描けるようになりたかった人生でした(ほめてくださってうれしいきんようびのあさ)
あぁぁぁ、読んで貰えそうな主題で二次創作をする……もう業!!
自分が一番萌える作品はここ(脳内)にあるのに!!から始まるであろう二次創作の原点が、数字と自己顕示欲、承認欲求の為に陰りが見えるの、きっと全ての創作活動、そしてブログなどの外部に発信するコンテンツをしている方が一度は通る道のような気がします。業が深い深い!
原作に対して愛がないと悲しくなってアカウントを消そうとするけど、消せなくて、時間が経つと妄想を形にしたくなるその延々としたループ。もう、本当にわかり味が凄いです。
私は殆ど二次創作をした事がないのですが、一度、一瞬二次創作に手を出した時に「これは、麻薬だな」って思いました。
人気のジャンル、人気のCPの際に得られるあの、怒涛のブックマーク数、閲覧数、いいね!などなど。
一次創作作品で書いた場合、年単位で得られるような反応が、一瞬でついてしまう……あれはなかなか強めの麻薬でしたね。
でも、だからこそアイサカ様のおっしゃっている事はひじょーーによく分かります!ずっと、あの場所に居たら、私もあれがスタンダードのような気持ちになって、多分「書きたいモノ」ではなく「評価して貰えるモノ」に手がシフトしちゃうの当然すぎる末路!!
あー、もう創作の楽しさと辛さと業が全て詰まった共感しかないコメントに、私まで長話しちゃいました。
本当はもっともっと長かったのですが、ちょっとコメント欄で書く事ではない事まで手が走っちゃっていたので……この辺の業については、いつかまたblogで書きます。
アイサカ様……わかる。ほんと、出来れば創作活動は止めないでください。アカウントも消さずにいて。
自分に戻れる場所は、いつでも作ってあげていてください。私の米騒動みたいな場所で。多分、読んでブックマークしていた方々が「あああああ!」ってなっちゃうので。
それでは、長いお返事本当に失礼しました。
朝から嬉しくてはっちゃけたはいじでしたー!
返信がこんなにも早く、こんなにもたくさん書いてもらってワクチンの副作用が吹き飛ぶほど嬉しくなりました。
はいじさんの考え方はいつもはっと気付かされることが多いので創作の業についてどういう風に書かれるかとても楽しみに待っています!
二次創作によって知ってしまった多くの人に注目されて評価された快感ははいじさんの言う通り麻薬そのものです。それを抜け出すことはきっと一生無理だと割り切れました。pixivが存在する限りアカウントを消すことはないと思うのでほそぼそと創作活動します。
こんなくだらない話を聞いてくださって本当にありがとうございました。
はいじさんは十年前と変わらず私の密かな憧れで素敵な人です。