短編修行を7カ月続けて分かってきたことレポ

エッセイ
 
さて、今回は半年以上【短編武者修行】を続けて、少しずつ分かってきた事を、ちょっぴりレポしたいと思います。
 
 
 
はいじ
はいじ

この子の影響で、

私もレポ書きたくなっちゃったんです^^

 

前提として、私が半年間続けてきた短編武者修行というのがどういうモノかといいますと……

(※)短編武者修行とは?
気を抜くと長編化してしまう癖を治していく為の特訓。毎月1本、1万字~5万字以内で短編(?)を上げていこうという試み。
 
この修行を7カ月間、毎月「うんうん」と試行錯誤を続けた結果、少しだけ分かってきた「お話を書く」という事について。
 
備忘録という名のレポを書きたいと思います。
 

 

1:初期衝動が無くても、小説は書ける

 

「毎月短編を1本書き上げる」

この目標を決めて3作目、4作目と数を重ねるうちにハッキリ分かりました……

 

「書きたい!」という初期衝動が滾ったタイミングにだけ「書く」を依存していたら「達成できない」と。

 

そして、5作目、6作目、7作目……と書き続けていくうちに、なんとなーく分かったのが――!

 

書き始めさえすれば!

 

はいじ
はいじ

「書きたい気持ち」や「楽しさ」は後から付いて来る!

 
という事!
 
たとえば、4月分の短編として更新したお話。
 
 

 

此方は、少し長めの5万文字程度のお話に仕上がりました。
ただ、今回のお話は前回の【凡庸】とは違い、「書きたい欲」が滾っていたワケではありませんでした。
(ちなみに【凡庸】は初期衝動が凄まじかったので2日で書き上げました)
 
いや、もちろん!
ネタが浮かんだ時はありましたよ。初期衝動。
 
でも、思い浮かんだ時には【転生】のKindle版の書き下ろしを書いている最中だったので、すぐに取り掛かる事が出来ず「さぁ書こう!」となった時は、大分と冷めておりました。
 
その場合、普通は「次の初期衝動まで待てば良い」のかもしれませんが、これは毎月行う修行なので(しかも予定より遅れていたので)、そんなモノ待ってはいられません。
 
 
そんなワケで「やる気ゼロ」から書き始めました。
 
 
けれど、淡々とコンスタントにコツコツ書いて、5日間で完成しました。
こんな事、今まではあんまりなくて、自分でも「おぉ」と目を剥きましたね。
 
 
当たり前なんですけど、
 
はいじ
はいじ

書いてたら、いつか書き終わる

を、粛々と体現できたのが良かったです。

 

書き始めは、自転車の漕ぎ始めと同じで色々進みも重いんですけど、漕いでるうちにキツさは減るんですよね。

そして、書いているうちに楽しくなる^^

ひゅーんって進む感じ。

 

ヤル気は動きながら出てくるモノだなぁと、なんだかジワッと体感した日々でした。

これは完全に「毎月書く!」とノルマ性にしているお陰で得られた、当たり前の……でも大切な気付きでしたね。

 

 

2:短編と長編で「必要な力」が違う

 

今の米騒動には「長編」「中・短編」など、様々な長さのお話があります。

※SSはまだ書けません!(絶対コレも修行する!)

 

ただ、同じ「BL小説」を書くにしても、「長編」か「短編」かで、使用する「執筆筋力」が、それぞれ違うなと地味に思い知りました。

 

長編は「継続力」

 
「長編」で一番必要な力は、何と言っても「継続力」でした。
(モチベーションの維持が一番の課題かも)
 
 
ともかく、私の場合「週2回更新」を続けながら、少なくとも半年以上は書き続けないと、書き終わらない長さになる事が多いので。
 
この継続をするのに、私が何をどうやって工夫しているのかも……今度、勝手にレポしますね。
他の長編書きさんはどうやって維持してるのか、私も知りたいので。
(ちなみに、毎朝To Doと目標は付箋とかデジタル上で書いてます)
 
 
はいじ
はいじ

まずは自分を開示しようと思います。

 
 

短編は「書き始める力/話を収束させる力」

 

これが、最近「短編武者修行」で鍛えられてるなと思う力です。

物語を書く時、一番「えいやっ!」と最強に体力を使う時って「書き始め」「書き終わり」の2点なんですよね。

 

短編は、この「えいやっ!」が訪れる感覚が死ぬ程短い!

 

まず「一行目」を書くのがシンドイ&めんどくさい。

シンプルに「何書けばいいの?」ってなる。

 

でも、書かなきゃ始まらないので、まぁ、ひとまず「何か一文」書きます。

次に、キャラクターを登場させ、彼らがどんな状況に置かれているのか説明します。

端的に、分かりやすく。リズム良く。

(でもコレに最初から拘ると先に進まない……でも拘っちゃう)

 

はいじ
はいじ

ここが非常に体力を使うんです!

 

BLの場合、受けと攻めが出会って会話なり絡みが始まると物語が動き始めて楽しくなるんですけど、それまでが、まぁぁぁ、楽しくない!

だから、「書き始め」って、気持ち良くお昼寝していた所からぴょーんと飛び起きる並の気力と筋力を使います。シンドい!

 

で、やっと物語がグルングルンし始めて楽しくなってきた所で、短編は上手くそのスピードを落としていって止まる準備をしないといけません。

 

はいじ
はいじ

このアクセルの踏み加減も激ムズ!

 

いや、ほんと「終わらせる」って本当に、本当に難しいですよ!

ブレーキを踏むタイミングや加減を間違うと、それこそ大事故に繋がりますからね。今までの苦労が水の泡ですよ。

だから非常に気を遣うし、体力も気力も使う。

 

はいじ
はいじ

シンプルに難儀!

 

「短編」って、この非常に難儀な「始まり」&「終わり」がの作業が短いスパンでやってくるので、めちゃくちゃ疲れます。

でも、これも毎月やっていると「コツ」じゃないですけど、なんとなーーく自分の中で「どうしたら良い」のか、すこーーし分かってきました(ほんとに微かにね)

 

「毎月書く」という行為の中から、体で覚えてきた感じなので、やっぱり「繰り返しやる」って大切なんですね。

(公文式で小学生が漢字ドリルとか、計算ドリルを、ただひたすらに繰り返し解きながら覚えていくあの感じ……と同じだと思う)

 

はいじ
はいじ

短編武者修行やって良かった~

 

 

 

「コレ、面白くないんじゃ…」不安の対処法

 

これは「長編」でも「短編」でも、書いてたら必ず襲ってくる敵。

 

はいじ
はいじ

コレ、面白くない気がする……

 

私にとっては、これが一番「お話の完結」への弊害になります。

あと、書くスピードを恐ろしく遅くします。

 

そして、これは基本毎回襲ってきます。

唯一襲ってこないまま書けたのは【凡庸な男】くらいじゃなかったかな。(なにせ2日間で終わらせたので)

 

そんなワケで、コイツの対処法も、毎月毎月書いてきて7本目の今回、すこーーし扱いに慣れてきたかもしれません。

 

なにせ、今回の【脱毛レポ】は、
1日1万字×5日間=5万字
この日数とペースで書き上げましたので。
(私は今、お勤めの仕事をしていないのでこのペースで書けるだけなので……筆が早いワケじゃないのです)
 
 
はいじ
はいじ

そう、書く手を一切止めませんでした

 

でも、書いている最中はずっと不安でしたよ!

キャラもストーリーも破綻している気がして、正直、途中は「これ書いても時間の無駄なんじゃ……」と毎日思う始末。

 

ただ、7作品目ともなると「あぁ、いつもの来た」って感じになるんですよね。

 

はいじ
はいじ

不安も慣れる

 

いや、とは言っても嫌な気持ちですよ!

「この話、面白くねぇぇぇ」って思いながら書いてるので!

 

ただ、その感情も回数こなしていくうちに「はいはい、面白くないですよ」っていなしながら、書く術を覚えてきたという感じです。

 

あと、

はいじ
はいじ

今回のが面白くなかったとしても、来月もあるしな

って心のどこかで思ってるので、少しは気が楽になりました。

 

毎月書いてるので、「まぁ、今回がダメでも来月あるしな」と、どこか気楽に構えられるのが良いです。

 

やっぱり、「繰り返しやる」って大事ですねぇ。

 

最後に

 

はい、そんなワケで【短編武者修行】を7カ月間やって分かった事でした。

なんだか、ぼんやりした事を書いてしまいましたが、結局分かったのは「反復練習」から、様々な気付きや、自分なりの「??」の対処法って見つかっていくなぁという、当たり前の事でした。

 

はいじ
はいじ

自分に最適のHow Toは、自分で見つけ出すしかないので

 

見つける方法は簡単。

「数をこなす」それだけ。

失敗しながら、モヤモヤしながらやってると、そういう不愉快な感情は自分でどうにか起こらないように工夫とか始めちゃうので。

 

他の人のやり方を真似して試していくというのも「数をこなす」に入ると思うので、私は是非他の方がどんな風にお話を書いているのか知りたいですね。

 

はいじ
はいじ

まぁ、ネットの創作界隈で基本ボッチなので……

 

「私はこうしてるよ!」みたいなのがあったら教えてください。

 

さて、総じて「短編武者修行」やって良かったというお話でした。

ひとまず、1年間、粛々と続けていこうと思います!

 

 

それでは、また来週!

ばいばーい!

 

 

 

 

【蛇足】

短編もたまってきたので、

 

はいじ
はいじ

来年の春にでもJ庭に参加してみようかなって計画してます

 

やっと、紙の本にしても差支えない長さの作品が書けるようになったしね。ちょっと計画中ー!

 

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