私のジャンルに「神」がいます

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私のジャンルに「神」がいます


私のジャンルに「神」がいます 1-2巻セット

 たまにTwitterやpixivさんで読んだりしていたのですが、どうも「今の私」にめちゃくちゃ刺さる内容だったので、思い切って二巻まるごと購入しました。にこ。

 そして、ツイッターで宣言した通り、熱く語りに現れました◎

 

注意)めちゃくちゃ、長いです!!

 

共感と言う名の【慰め】と【仲間】を貰いました。

 この漫画……ともかく二次創作に関わらず腐女子文化(というか女オタク文化)における創作者とそれを享受する側。

ともかく取り巻く全てに対して「共感」という強い感情起伏を与えてくれる素敵過ぎる漫画でした。

 

 特に私のような、一次創作界隈でネットでの交流スキルが非常に薄らぼんやりした人間にとっては、もう紙の中の創作仲間の友達が出来た感じです。

(本気で書いていますけれど、怖がらないでください。こんがん)

 

 読みながら終始「うん、うん、わかる。みんなもそうなんだね。安心したよ。私一人じゃないんだね」と、共感を通じて沢山慰めて貰えました。

 作者様には感謝しかないです。

 

これは、「字書き」達のスポ魂漫画である

 特にこの本の主たる登場人物達の立ち位置が「字書き」という所が、また……。

 二次創作と言えば、イラストや漫画のイメージの方が先行しそうなのに、敢えてそこを「字書き」達の悲喜こもごもにしてくださったのは、なんとも言えないスポットの当て方だなぁと引き続き作者様には平伏したい気分でいっぱいです。(ははぁ)

 

「天才字書きをめぐる、創作者たちの葛藤を綴った連作」

「己の理想に魂を燃やす、創作者たちの葛藤を描く」

 

 まさにね。

(蛇足ですが、私はこの小説書きの事を”字書き”と表現するの、とても好きです)

 

 まぁ、天才字書きは本当にどの界隈にも存在しますからねぇ。(遠い目)


私のジャンルに「神」がいます (コミックエッセイ)

(この漫画の中での「神」はこの綾城さん。表紙のこのクールな見た目の子ですね)

 

 私は最近、活字もネット小説も読めなくなって久しいのですが、やっぱりいつの時代も我ら有象無象とは一線を画した存在(つまり神)は存在するものです。

 特に創作活動はこの漫画でも表現され続けているように、なかなか心血を注ぐ行為なので、大きな壁とか圧倒的な存在にポッキリと自尊心を折られる事もしばしば。

 

 私も古から活動はしておりますが、復活してまだ1年も経っていないにも関わらず、何度心をヘシ折りかけた事か。

(この方の描かれる表情の気迫も……とても好きなのです)

 

 もう中身を読んで共感すると共に「これはスポコン漫画だな」と心底思ってしまいました。

 だからこそ、私も創作活動は楽しいのに、歯を食いしばって血を吐くような、そして書き過ぎて後頭部をググッと握られるような吐き気を覚えながら書いたりしますもんね。

 

 そうか。私がやっていたのはスポーツだったんだ。

 道理でクタクタになるワケですよ。

 

この漫画はエッセイでもある。


私のジャンルに「神」がいます2 (コミックエッセイ)

(↑Amazonリンクを作ると、実際【コミックエッセイ】って出てきますしね)

 

 突然なんですが、私コミックエッセイが好きなのです。

「腐女子のつづ井さん」や「益田ミリさんの書かれるエッセイ漫画」はとても好みだったりします。

 そう、とにもかくにも作者自身の事を語ったお話に、私は夢中になるような傾向が強いという。

 なので、好きな創作者の方は必ず作品の他に「ブログ」がないか、くまなく探します。ツイッタ―でも良いのですが……

 

 率直に、もっと読みたいので。

 Twitterでも言うとる。

 

 特に、「つづ井さん」の書かれるエッセイ漫画のように、複数の登場人物が躍り出てくる場合、絶対にその子らの中には、友達に似た子が居るんです!

 あっ、この子〇〇ちゃんっぽい!みたいな。

 そういう脇に置ける共感が持てるのもエッセイの好きな所ですし、今回の「私のジャンルに~」も、まさにそう言った傾向が強かったです。

「この子、億ハムちゃんっぽい!」ってなりましたもんね。礼に漏れず。

 

 キャラの現実に居る感が本当に凄い……。

 

創作の【HOW TO本】でもある

 やっぱり二次創作を巡る悲喜こもごもなお話なので、同人誌作成のHOW TO本としても素敵な一品になっているなぁと思うのです。

 

 本の作り方は置いておいて、各字書き達が文章を書く事における、少年漫画の修行染みた行いの数々に「熱さ」と「尊敬」を覚えましたよ。

「神に認めて貰えるようにもっと上手くなりたい!」

「神に戻って来て貰えるように書く!」

 

 ともかく熱い。

 こういうの好きなんです。私、本当に。

 なんかアニメの白箱を思い出す良い熱血加減なんです。

 

 特に、初めて小説を書いた子が、最初に上げた小説でブクマが一つもつかなくて、後から読み返して「あーーっ!(恥)」ってなった後に、一念発起してコツコツ努力して特訓して一本の作品をかきあげて【ブクマ1】つくまでのあの話……好き。(ノンブレス)

(↑この子です)

 ともかく小説を書いた事がないから継続して毎日「800文字小説」を書き続けるくだり。あれ、もう本当に大好き。

 私個人もそうなんですけど、修行が大好きなんですよ。(修行モノというジャンルがあるのかは謎の極み)

 

 もう、インターハイですやん。弱小無名校が甲子園目指す話ですやん。

 これを二次創作の、しかも「字書き」界隈でやってくれたの本当に、作者様ありがとう(何度も五体投地)

 

 その800文字修行を続けた彼女が、そこそこ小さいコマでモノローグで言っている事に、創作の全てが詰まってました。

 

大切なのはどんな話でも「最後まで書き切る」ことだ。

—-第4話「前人未到の0件ジャンル」より。

 

 そーれーなーーー!

 もう本当にそうなんです!ブクマつかなくても、反響がなくても、書き始めたら最後まで書き切る事が一番大切なんですよね。

 大変な修行の先にある決定的な気付きは、本当に初歩で、当たり前の事なのです。

 でも、その当たり前の事が、実はとてつもなく難しくって。

(現在、まさに「終わらせる事」という初期モンスターのスライムかと思いきや、スライムの姿をしたラスボスと約10カ月近く闘っている所です)

 

 そういう創作者の心のうちとか、書く事について、それら全てにおけるHOW TO本だと思います。

 皆、物凄く努力して一本の小説を書いている……。ネタの書き出し、テーマ絞り、文献漁り、その他諸々。本当に尊敬致します。

 

【感想】の語彙力の高さ

なんだろう、この人の小説。淡々と無機質な文章が続くようだけど……。

読み進めていくと読んでいる私の方がじわじわと冷静さをえぐり取られていく。

—-第3話「7年前の本が欲しい」より。

 いや、本当に読み手として登場する彼女達のモノローグの、差し迫った語彙力に脱帽しかないのですが。

(【私のジャンルに~】ではマカロニさんって言うらしいです)

 最近、私はツイッターに設置したましゅまろさんから頂く皆様からの、それこそ愛と熱と語彙の最大限に詰まったメッセージを読ませて頂くようになって、私も「やるべし!」となった所なのです。

 

 けれど、小説を書く時とましゅまろで他の創作者様に感想を送る時では、ぜんっぜん語彙と文章力の方向性が違う事を悟りました。

 小説は自分の好きな展開やシチュエーション、お話を文字としてスパーンと書き起す事で快感を産むのですが、感想はまた違うんですよ!

 

32歳、ネットで初めて自分から話しかける
今年の目標!追加!  もっとネット上でも自分から交流する!  そう、このブログまで読んでくださっている方なら……分かられると思うのですが、私はいじは非常にネット界隈での付き合いが「無」です。  大学生の頃から個人創作サイトを運営しているので...

(↑ましゅまろで感想を送る事に苦悩する私)

 そして、熱く燃え滾った”すき”を言語化して明文化する事の困難さよ!!

 

 それこそ熱くてテンションが上がっている時は、上手く言葉に出来ないんです。そこに少しの冷静さが入って的確に言葉を選び抜かないといけない。

 これが、私は非常にHETA!!

 

 けれど、最近は少しだけましゅまろさんを投げる事にも慣れてきて、メッセージを打つ手も震えなくなりました。

 ただ、送ったあと後悔する事も多いので、基本(返事不要です)で締めて、ましゅまろというより手榴弾を投げこんで逃げている感じが強いです。

「作品も好きですが、貴方も好きです。健やかにあれみたいな事を、そこそこ長文で書くので、書き終えたあと見直しながら「ひぃっ」と日和るのでした。

 だ、だ、だって!

 マシュマロの返信って、ツイッターの皆様の前に公開されるじゃないですか……あれが、私の文章だと……きっと、他の人も引くかもな、なんてガタガタなって、いつもだいたい(返信不要です)が多いです。

 そんな中、この私の【私のジャンルに~】は感想を書く上でのHOW TOまで担ってくれました……。この本が神だよ。

 

 1巻のおまけに「友川の送ったマロ」全文が掲載されていたのですが……はぁ、感想すら素晴らしいとは。もう敵なしかよ、この本は。

 

語り切れていないけれど、

 長々と、しかもとりとめもなく語ってしまいました。

 なんでしょう。ちょうど、自分に必要なタイミングにベストマッチな本を読んでしまったが故の大興奮の中書きましたが……

 正直語り足りない。

 けれど、まぁブログのひと記事は、だいたい1000文字程度と自分ルールを掲げているにも関わらず既に4000文字近く書いているので、ちょっと止めます!!

 もう後は、自分のノートにでも絵を描いたりコラージュしながら、こんこんと「好き」の明文化をしていく所存ですね。

 

 それでは、まさかのここまで読んでくださった方がいらっしゃるのであれば、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 小説ではないですが……読了、お疲れ様です。

 

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