【俺宣】Kindle版の配信を終えて
こんにちは、はいじです^^
先日、やっとの事で【俺はここに宣言する】のkindle版の配信する事が出来ました。
ほんと、俺宣じゃないですが10月は、ガチで文化祭前みたいな毎日でした……(遠い目)。
まぁ、もうそれはいいとして。
今回の記事のテーマは【俺宣】のキャラデザを依頼してから、完成するまでの過程を報告記録として書かせていただこうと思います。
とっても綺麗な表紙、魅力のあるキャラクターデザイン。
【俺宣】の皆に素敵なビジュアルを与えてくださった、絵師のみるくさんとの出会い&依頼までの経緯。
更には、描いていく中で頂いた下絵や下塗りなどを公開させてもらいつつ、大変ながらも楽しかった日々の記憶を、この記事にしっかり書き残していこうと思います。
楽しかった気持ちの備忘録だよ!
絵師の【みるくさん】とは?
2023年2月、サイトにFA付のメールを頂きました。
その時のFAが、こちら!
【転生してみたものの】という、今はkindle化された作品のFAです。
(ふぁんあーと展示室にも飾ってありますよ!)
そう、こちらを描いて下さったのが今回の【俺宣】のキャラデザや表紙等を担当して下さった、みるくさんです!
このFAを頂いた時、みるくさんが学生時代に米騒動に通ってくださっていた事や、【俺宣】が好きだったというお話をうかがいして、それがもう本当に嬉しくて嬉しくて……!
4か月後――・・・
急にメールをして、【俺宣】の表紙の依頼してきました!
勢いよ……!
(みるくさん、ビックリしただろうな……)
だって、本当にイラストが素敵で。
【転生】の此方のイラストから醸し出される爽やかさと、【俺宣】の雰囲気も合うし。なにより、【俺宣】も好きだと言ってくださっていたのが本当に嬉しくて、ダメ元で依頼したんです。
そしたら、まさかの「オッケー」を頂けて、今回の【俺宣】のビジュアルを一手に引き受けて頂く事と相成りました。
夫と共に「よっしゃ!!」と顔を見合わせたのは、今でも良い思い出です。
やったね!
うん、やったね!
みるくさんとのやりとり――・・・
ご依頼してから、こうして【俺宣】を配信するまでの約5か月間。みるくさんとは、たくさんのメールをやりとりしてきました。
みるくさんは、とても丁寧な方で、作業の細かい進捗状況の報告も兼ねて、途中のイラスト送ってくださるんです……!
それを見るのがめちゃくちゃ楽しくてっ!
もう、毎回メールを頂けるのが楽しみで仕方がなかったです◎
毎度、嬉し過ぎて凄まじい文章量の感想メールを送っていました。冗談抜きで3万文字くらいはイラストの感想メールを送ったと思う(おちつけ)
キャラクターを作り上げるという事
ここからは、文章の合間に掲載許可を頂いたキャラデザの一部を公開させて頂きます!
あーーー!ヤバイ!凄いっっ!
私、キャラクターのビジュアルを考えるのが凄く苦手なんですよ。
(ちなみに名前を決めるのも苦手)
だって!!
何をどう考えたら良いのか、ちっとも分からないんです(泣)
でも、今はキャラのビジュアルについて、少しだけ考えられるようになりました。それもこれも、みるくさんのお陰です。
メールのやりとりをする中で「どうやって見た目を決めてるんですか?」とお尋ねしたら、それも丁寧に教えてくださって。
(神が細部に宿ってる……)
このキャラはこんな性格だから、こうだろうなという所から想像を膨らませるんだそうです。
前髪は長いか、短いか、横に流すか等々。
前髪一つとっても、性格が表れてくるなぁって、頂いたキャラデザを見ながら納得感が凄くて、ほんっとうに勉強になりました。
やっぱり、性格って見た目に現れてくるモノですからね。
実際に生きてる私達もそうだし
逆に言うと「こんな性格だろうな」と、読者に想起できるようなビジュアルは、意識して作っていくモノなのだと、このキャラデザの大量の案を見ながら思いました。
表現の目的って、その多くが「相手に自分の想いを伝えるため」だと思うので、みるくさんのお話のは、小説を書く事に通ずる共感ポイントがたくさんあって勉強になった~~(しみじみ)
かくいう私も、推敲の時はかなり悩みますもんね。
書き手のこだわり(強い我)を貫く時と、悔しくても引っ込めるべき時。
それは「この表現で、読み手の方が混乱しないか。ストレスを感じないか」を目安に決めるようにしています。
「分からない」が、読者にとっては一番のストレスだと思うので!
楽しいはずの読書の時間にストレスを与えたくないじゃん!
本当は途中の過程って、あまり見せたくない方が多いと思うんです。
でも、キャラデザから、こうして丁寧に過程を見せて頂きつつ言葉を賭して私に伝えてくださったみるくさんには感謝しかないです。
下絵~塗りまでの過程がもはや魔法
(上巻の表紙の過程)
これもねぇ、見せて貰っている時にはちゃめちゃにテンションが上がったんですよーー!
普通は見れない過程を、描き手の方の「こういう気持ちでここは描きました」ってコメント付きで、自分の小説の表紙絵を見せて貰えるって……
贅沢か!!!
はい!この上ない贅沢でした!
この時の私は石油王より贅沢三昧でございました^^
でも、やっぱりここも凄く勉強になるんですよーーー!
私、字書きと絵描きって、表現媒体が異なるだけで根底は同じだと思ってて。
(NHKで特集して……ほんと過程が最強にエモだから)
文章と違って「絵」は、全てを一枚の中に収めて伝え切らないといけない……って!ソレ、めちゃくちゃ難しくないですか!?
一枚の絵の中に、何をどこにどう配置して、全体の色味はどうするのか、陰影はどうするのか。
などなど。
見れば見るほど、【俺宣】という物語を想起させるための工夫で満ちておりました。
もちろん、文章表現とは違うけれど、読み手の方々にストレスなく物語の世界に入って貰えるには、どういう工夫が必要か。
みるくさんの創作過程は、根底に字書きにも通じるプロ意識を感じました。
と、色々と深く考えた風な事を書いておりますが……!
シンプルに見ていて楽しかったです!!
最後に
こうして【俺宣】のキャラ達が色鮮やかに生き生きとこの世に誕生できたのは、みるくさんのお陰です。
私は、表紙に出来るような絵は描けません。キャラクター達の見た目も、今でもとても不鮮明にしか浮かびません。
そんな中、みるくさんは本来であれば、作者の私がしなければならないような「産み」の作業を全て引き受けてくださいました。
本当に感謝しかありません。
ありがとうございます
これからも、私が小説を書く上でキャラクター達の姿をこの世に生み出す為の作業は、一人では出来ないと思うので、様々な絵師の方に協力をお願いしていくと思います。
ほんと、こうして一つの作品を誰かと協力して作っていくって、凄く楽しかったです!
今後、Kindle化する予定の【前世のない俺】&【勇者ヒスイは石化した!】、そして来年の春庭に出す予定の【まろやか毎日】。
そちらの作品は既に絵師の方に依頼を終えています。
本作りは文化祭に似ています。
ひとまず、これからは次の文化祭に向けて新しいスタートを切っていきたいと思います!
では、また~!
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