ポスターのあおり文の通りになってしまった
【もっと、ゴッホを好きになる】
なりましたー!!
はい、今日は友達と福岡市美術館で開催されているゴッホ展に行ってきました。
一緒に行った友達のスタンスがとても素敵で、心底しっかり見る事が出来ました。
素晴らしき友人のスタンス。
はいじ「今日はゴッホ展に行くのです。絵のことはよくわからないのですが、行くことになりました。友達がルーブル美術館行くより激安で見れるね!って言ってて、そのマインドにとてつもない魅力を感じたのでした。ちょっと今日は神絵師の絵を拝見してきます。ふふん!」 pic.twitter.com/Ur0gDPnwiT
— はいじ (@komesoudouhaizi) January 29, 2022
気になってはいたのですが「1回行った事があるし」とか「2000円もするし」なんて、心底つまんない事で悩んでいた私の背中をポーンと押してくれました。
そうなんですよ。
現地に行くより安いし、日本語で丁寧に解説してあるゴッホの展示なんてそうそう見れないのだから!行くしかない!と言ってまいりました。
副題【響き合う魂 ヘレーネとフィンセント】
今回の副題にもあったヘレーネさん。
最初は「どなた?」って感じだったんですけど、一歩踏み入れただけで彼女の事がよおく分かりました。そもそも、展示の始まりがヘレーネさんだったので。
美術が大好きで、ゴッホを推して参った推し活女子の最終形態の方でしたね。
個人でゴッホの作品を世界で一番収集した女性です。
海運業の夫の隣で、ヘレーネさんはゴッホの作品にドハマリして、その多大なる財力を持ってして好きな作家の作品を収集し、最後には皆にその魅力を知って欲しいと美術館を建てた女性です。
勢いが凄い。
けれど、こういう勢いって現代の推し活女子に通じるモノがあって、見ていてにっこにこしてしまいました。
きっと、だからこそ今回のゴッホ展では彼女が副題になったのかもしれませんね。
絵の隣にある説明で、ゴッホ(フィンセント)をギュッとしたくなる
私、正直絵の事は全然わからないんです。
けれど絵の隣に書いてあるゴッホ(フィンセント君って言いたくなる)のエピソードが非常に、キュンとするものだらけで……。
- 養老院にお気に入りのお爺さんがいた(モデルとして)
- 鳥の巣が好きで子供達におこずかいを上げて、取ってこさせていた
- 通りにあった木に花が咲き始めているのを見て、喜んでキャンバスを持って走った
好き……。
鳥の巣が好きって何なのだろう。めちゃくちゃピンポイントなもの好きやん……。
お花咲いてるのを見てキャンバス持って走るの何。好き……。
それにゴッホって晩年の「耳切エピソード」「拳銃自殺エピソード」が際立っているのでアレで、やたらとアウトローのトンチキ野郎みたいなイメージが先行してしまうのですが、彼の絵や好きなモノからは、そういった側面とは違う部分が見えてくるんです。
唯一残っている写真も、なんか、こう……内向的そうというか。
(気になる方は検索してみてください。なんか、こう優し気というか大人し気というか)
確かに癇癪持ちだったり、苛烈な所もある人だったようですが、それでも弟のテオとの手紙(書簡)のやり取りの細かさは、もう……脱帽しますよ。
弟テオとの手紙やりとり
あと、ゴッホを語る上で絶対に名前が出て来るのが4つ下の弟のテオですよ。
ともかく、絵の事とかその時の気持ちを色々と書いていたみたいで。中身がちょっと面白い。
(これ、物凄い主観の入った書き方なので……あしからず)
なにせ、ゴッホ展の【ゴッホ年表】に書かれている上から3つ目のエピソードが【19歳、現存するテオへの最初の手紙を書く】ですよ。
それ、普通年表には入れんやつ……。
でも「入れなきゃ始まらないっしょ!」って感じなんでしょうね。ゴッホ年表からすると。
(本になってるっていう)
まぁ、単純に凄い仲の良い兄弟だねって感じではなかったんだと思いますが、並々ならぬ繋がりは感じますよね。とても、私の兄弟への想いを滾らせてくれました。
ありがとう、がっしょう。
グッズが可愛かった
展示室の後にあったグッズが可愛すぎて頭を抱えました。
ぐりーんふらっしゅさんのグッズ展開の素晴らしさに脱帽するしかないという……おしゃれ可愛いでした。
結局美術館で2時間近く真剣に過ごしました。本当の本当に……良かった。行ってよかった。一緒に行ってくれた友達……ありがとう。
最後に、昨日ゴッホ展の後に食べた、激美味しいナポレオンパイの画像と共にサヨナラです。
あぁ、小学生用のゴッホの伝記を本屋さんに見に行こう……にこ。
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